deerafter &

The Roofdogs

 

deerafter,Makoto Furukawa.Ba

The Roofdogs,Shotaro Hattori.Vo&Gt

 

INTERVIEW=

 

w.Toshi(Two layers of paint)

KameyamA(DEADFISHBOYS)

 

 

秋のWeb Zine Chata Chata、今回は服部(The Roofdogs、Gale Boetticher)と古川くん(Tapout 、deerafter)にインタビューしました!

 

最近は様々なイベントに誘われているので、札幌の人はライブ見たり名前見る機会も増えているんじゃないでしょうか。音源リリースしたばかりで今後は自主企画も控えてます。お互いに刺激し合っているナイスコンビ。これからどんどん面白いことを仕掛けていくと思うので要注目ですね。

 

二人とも面白そうな場所には積極的に足を運んでいて、スッとその場に馴染むキャラもありオレと亀ちゃんもここ1~2年の間に自然と話すようになりました。2人のやりとりを見ていると服部にとっての古川くんが、古川くんにとっての服部が、オレにとっては亀ちゃんのような存在なのかなと勝手に思ったり。笑

 

ストロング片手に色々答えてくれました!

 

ではどうぞ!!

 

 

ーーThe Roofdogs 、I HATE SMOKE TAPESよりカセットリリース。deerafter、自主リリース、おめでとうございます。色々各地で話題に上がっていると思いますが、リリース経緯を聞かせていただけますか?

 

 

服部(以下~服):6月にTHE SENSATONSとeitherの北海道遠征ライブが札幌PIGSTYと苫小牧ELLCUBEで行われて。両日ともライブ一緒だったんですけど、大澤さんに「Roofdogs良いね」と言ってもらって。「音源ある?」って聞かれて、自主で作ってたダウンロードコード渡したら「これは音源化した方が良いよ」「カセットで出さない?」って後日連絡もらってリリースが決まりました。

古川(以下~古):deerafterの場合は、Twitterがバズったおかげで「この流れに乗らないとマズい」と思い、急いでRECして直ぐbandcampに載せました。元々音源として作るつもりだったので、フィジカルを後で出した感じになりました。ギター2人は録音とかも出来たし、ギターボーカルの寺尾はPA経験もあったので自分達で録音しました。5月に初ライブして6月にREC、6月終わりにはリリースしてたと思います。

 

 

 <LR>The Roofdogs服部/deerafter古川 

 

 

亀:凄いスピード感だね。bandcampから買ってくれる人も?

古:上げる前はそんなに買ってくれる人いないだろうな~と思っていたら、予想に反して結構買ってくれる人がいました。知り合いは勿論、自分が全然知らない人に買ってもらえたので割と手応えがありました。CDを出してからは、もっと広がってほしいなと思って扱ってもらえそうなディストロに積極的に連絡しました。好感触を持ってくれるディストロが多かったのは、かなり嬉しかったです。中でも、エモやポストロック好きで知らない人はいないstiffslackで取り扱いが決まった時はメンバー全員で「マジかよ!」ってなりました。たまたま、ドラムの岳がslintのTシャツを通販した時に「バンドやってるので聴いてみてください」と連絡したら、「うちでCD置きませんか?」って返事がきて…。

服:良いエピソード。。。(笑)

T:バンドT大事だね(笑

古:bandcampとかSoundCloudのようなネットを介したリリースだとスピード感があっていいのですが、やっぱりモノとして手に取れるフィジカルは良いなと改めて思いました。買ってくれる人の反応を実感できるのがいいですし。機会があれば、アナログでもリリースしてみたいですね!

亀:服部は媒体こだわりないんでしょ?

服:僕、CDプレーヤー持ってないんで(笑)パソコンしかないです。レコードプレーヤーも無いです。アナログリリースされていて、聴きたい音源がある場合、ダウンロードコードが付いてる物を買います。レコード持ってますけど、針を落として聴いたことないですね。飾ってます。僕は寧ろ音楽聴かない人寄りに近いかもしれないです。YouTubeでゲームの音楽とかバーチャルユーチューバーの動画ばっか見たりするので(笑)

亀:今回、Roofdogsは I HATE SMOKEからカセットリリースされたけど、フィジカルリリースで媒体への新たな気持ちは芽生えた?

服:基本的には僕がデジタルでしか音楽を聴いてない人間なんですが、ダウンロードコードで自主音源出した時よりもカセットで出した事によって買ってくれる人が結構いて。アナログっていうか、フィジカルのチカラって大きいなと思いましたね。

T:カセットで聴くのも面白いよ。全然自分の曲の印象変わると思うしね!

亀:カセット、中のインナーとか、見た目もかっこいいじゃん!

服:ジャケデザイン以外、全部大澤さんがやってくれました。

T&亀:うん、間違いないね!(笑)

亀:お洒落だねー!

T:大澤君は仕事出来る人だから(笑)

 

 

ーー二人はどんな音楽が好きですか?

 

 

古:意識的に音楽を聴き始めたのは小学校高学年~中学生ぐらいで、BUMP OF CHICKENとか、所謂「ロキノン系バンド」が好きでした。YouTubeとかニコニコ動画を使っていろんな国内のバンドを聴いていくうちに、楽器を始めるキッカケになったthe band apartや、バンドをやる上でかなり影響を受けているtoeの存在を知りました。でも、人生で一番最初に買ったCDはオフスプリングのベスト盤でした…(笑)

亀:今バンドで深く影響されている海外のオルタナ・ポストロックは、どうやって知ったの?

古:実は高校を卒業するくらいまでは、あまり海外のバンドを聴いていなくて。大学でサークルに入ると、国内だけじゃなくて海外のバンドにも詳しい先輩がいて、自分は洋楽のこと全然知らないな~と気づかされました。そこからネットを使って色々と聴きはじめるんですが、THE BEATLESとかはあんまりハマらなくて…。自分はあまり古いバンドは好きではないんじゃないか?と思って、自分が生まれた90年代のバンドを調べてみるとNIRVANAをはじめとするグランジがヒットして、こっちは割と好きだなってなりました。そこから、90年代アメリカのシーンを調べていくうちに、emoに辿り着いて。1番最初に聴いたのはSUB POP繋がりだったのか、Sunny Day Real Estateでした。これがとにかく衝撃的で…。よくよく調べてみるとSunny Day Real EstateのDiaryが1994年のリリースで、僕が生まれるくらいにできた音楽が今の自分に響いている事に感動したり、サウンド的に好みだったこともあって、そこからは完全にemoの虜になっていきました。

亀:調べるのは何で調べるの?インターネット?何かのウェブサイト?

古:ディグる(掘る)上で、かなり参考にしたのは「ハイパーイナフ大学」ですね。

T、亀:出たーーーっ!(笑)

T:俺らと同じじゃねーか。。。。(笑)

服:爆笑

 

 

 

http://www.hyper-enough.com/daigaku.htm

 

 

古:ハイパーイナフ大学はマジで最高なんですよ!

T:ハイパーイナフレコーズよく通販してたなー。笑

 古:「EMO 入門」でググる(調べる)と必ず「ハイパーイナフ大学」が出てきて「ポストハードコア学科」が出てきて。

T:それこそ2人が仲の良いMAPPYが影響受けてるF.Y.Pってバンドがいて、検索したらハイパーイナフ大学が引っかかって。emoとかpost hardcoreの名盤もそこで知った気がする。

 古:ハイパーイナフ大学に入学してからは、emoやpost hardcoreだけじゃなくて、他に紹介されているメロディックとかハードコアもちょくちょく聴くようにもなりました。そんなに詳しくはないのですが…。

亀:まさかねー、ハイパーイナフ大学が出てきたのは面白かったね!

古:サイトとしては、ちょっと古いじゃないですか?でも、今でも参考になる情報が溢れていて。

T:10年以上前だよね。

古:知識がついてくると小ネタに気づけるようにもなって。イアン・マッキンリー先生とか!笑

一同:(笑)

 

 

 

 

亀:何となく古川君の事はわかってきた。さて服部は?

服:そうですね。結局ずっと好きなのはCap'n Jazzですかね。他にはCloud Nothings、Literature等のUSインディーも好きです。

T:Cloud Nothings、最近の好き?

服:やっぱ最初の頃の方が好きですね。友達でUSインディーロック狂いがいて、その人に色々教えてもらいました。音楽遡歴としては、小学生の頃はコブクロ。中学生の時はBOOWYハマりました。特にBOOWYに関しては、滅茶苦茶にハマり、バンドスコアを買ったりもしました。 

T:最初からテレキャス?

服:いや、最初は安いストラトでした。今思うと、ストラト使いのギタリストを探して、ジミヘンとかも聴いてた記憶があります。あとバスケ部だったので、他の運動部の奴らと同じように GReeeeN とかを当時の学生らしく聴いていました。あと中学の頃を振り返ると、林原めぐみ(綾波レイ、灰原哀などを演じる声優)のハートフルステーション等のラジオ番組も聴いてて...

亀:アニメ声優キタ?(笑)

:その時、FLCLっていうアニメのCMが流れたんですけど、アニメの主題歌がthe pillowsの「RIDE ON SHOOTINGSTAR」で。それが滅茶苦茶にカッコよくてthe pillowsも聴いていました。あとはニコニコ動画をよく見るオタクだったので、初音ミク等のボーカロイドにもどっぷりハマってました。中学の時までは、そういう感じでしたね。高校に入ってからは、エルレ、ナンバーガールとかを聴いてましたね。

亀:高校でナンバーガールなんだ?ZAZEN BOYSじゃないんだ?

the pillows90年代~00年代に最盛期を迎えたと思っているのですが、その辺りのバンドで他に良いバンドがいないか探して、自分にフィットしたのが、ナンバガでした。ザゼンは特に聴いてないですね。中学の頃、根暗すぎて自殺した作家、芥川龍之介とか太宰治とかの本をよく読んでたんですけど、ナンバガにも何となくそれと同じ雰囲気を感じられてハマりました。

古:エルレガーデンは何故か通るよね?

亀:NOT WONKの加藤君とかも中高生の時はエルレガーデン聴いてたって言ってるよね。

T:俺ら世代でいうハイスタみたいな感じじゃないかな?気づいたら聴いてるみたいな。

古:別にバンドとかやってない人でも聴いてましたもんね。

T:ハイスタが当時そういう存在だったね。パンクに興味がない人でもみんな知ってた。高校入ったらヤンキーやギャルに「お前ハイスタ好きなの?」とか聞かれたり。笑

古:ヤバ!

T:エルレがたぶんそうだったんだろうね。

服:僕は逆にBUMP OF CHICKENとかハマらなくて。ボーカロイドばっか聴いてて(笑)僕らは丁度ボカロ全盛期くらいの世代だと思います。ボカロって聴いてみたら唯のアニソンって感じでもなくて。初音ミクっていうキャラクターを通して、ポップ/ラウド/テクノ等、様々なジャンルの音楽好きが自己表現してる雰囲気が凄い好きでした。

T:ボーカロイドが身近にあったの?

古:ニコニコ動画、ネットのチカラじゃないですかね?中学生ぐらいの時ですかね?

服:自分のパソコンも持ってたんで。WINDOWS XPとか?

亀:マジか!

T:PUNKというものに出会ったのは?いつ頃から?

服:大学入ってからですね。初期Roofdogsは今まで聴いてたJ-POP延長線上やってたんですけど、周りの人にあんまり評価されないし、かっこいいって言われなくて。どっかで変えなきゃなと思った時に、サークルの先輩にSUMMERMANのコピーバンド誘われて。それがパンクのファーストコンタクトかもしれないです。

T:SUMMERMAN?

服:コピバンに誘われて、初めてSUMMERMANを聴いたんですけど、なんか凄い救われたというか、こういう形の音楽でいいんだって思って。ギターの話になるんですけど、add9thみたいな開放弦を駆使したコードを今もよく使ってるんですけど、SUMMERMANも同じくよく使ってるコードで。変な言い方ですし、本人達と面識ある中で言うのもアレですが、SUMMERMAN的な音楽だったら俺にもできるって思ったんですよね。で、最初にSUMMERMANみたいな曲を自分らなりに作ってみようとして出来たのが「April Fool」って曲でした。

 

 

 

https://soundcloud.com/the-roofdogs/april-fool

 

 

T:それならSUMMERMANと対バンした時、メチャクチャ嬉しかったんでない?

服:「もうバンド辞めてもいいかな?」って思いました。SUMMERMANが居なかったら今のスタイルになってなかったかもしれないですね。その後、NOT WONKとも出会ってより音楽が濃密になっていくんですけど。

亀:NOT WONKとは、いつ出会ったの?

服:大学2年ですね。苫小牧ELLCUBEでブッキングライブに出たら加藤さん(NOT WONK)が観ててくれて。KINGONSの苫小牧編「出ない?」って誘ってくれて。

T:その時から繋がってるんだ!

亀:NOT WONKは1stリリースしたぐらいかな?

服:ギリ出してないかもしれないっす。I HATE SMOKE TAPESからカセット出したか?ぐらいかもしれないです。

T:1個上にNOT WONKがいるって環境はね。俺達とは、また距離感も違うだろうし。

服:たぶん、皆触発されていると思います。僕らの年齢以下は…特に意識してると思います。

T:それ凄いよね。

服:全員NOT WONK好きだと思う。

亀:歳近い人で「最前線で音楽をやってる人がいる」っていうのは結構、刺激あるよね?

服:今まで大学サークルの先輩バンドしか観ていない感じだったんですけど、一歩外に踏み出せば、「こんなかっこいいバンドいるんだな」って思い知らされた感あります。MAPPYとかもそうなんですけど。

亀:今はネットがあるから色々な情報得ることが出来ると思うんだけど、実際、目でライブとか観ちゃったら感じ方違うっていうか、衝撃受けちゃったりすることってあるよね。

古:生で観るライブの体験感って凄いですよ。

 

 

 

 

ーー「THIS IS HOW TO KILL JOCKS」というイベントを2人で企画していますね。いつ頃から始めましたか?やるきっかけは?

 

 

古:イベントを始めたのは大学2年生ぐらいの頃ですね。deerafterでギターを弾いている渋谷が服部の所属していたサークルに入ったことがキッカケでした。

亀:その頃から2人は知り合いだったの?

古:実はイベントを始めた当初は全然知らない奴で…。

服:最初全然仲良くなかったです。笑

一同:爆笑

古:大学も違ったし、お互い陰キャだったので…。一緒にライブやったり、酒飲んだりしていくうちに仲良くなっちゃった感じだよね?

亀:誰が最初に「やろう!」って言いだしたの?

服:「一緒にライブしようよ」ってお互い話してました。

亀:何故、企画をしようと思ったの?

古:一緒に何かやれたら楽しそうだな~って思って。

亀:同世代で集まってライブしたのが?

服:そうですね。サークル外の人達と一緒にいるのが新鮮で。1回目やって。

古:酒でグチャグチャだったので、全然当時のことは思い出せないのですが、今考えてみると「こいつらかっこいいな~ 仲良くなりたいな~」と思える人達がいて。

一同:あぁー(納得)

古:企画を始めた時は「仲良くやろうぜ~」みたいなノリだったんですが、回数を重ねるごとに「かっこいいことやりたい」っていう欲が出てきた気がします。Vol.2は酒に溺れてカスみたいなライブをしてしまったのですが…(笑)酒を呑み過ぎてダメになるのは良くないなと反省しました。

一同:(笑)

古:「今度はちゃんとしよう」と心に決めて、Vol.3はSOUND CRUEで企画を始めた時から一緒にやってきたThe Roofdogs、Tapout、bloomのスリーマンをやりました。皆めちゃくちゃ気合いが入ったライブをしてて、どのバンドも「こいつらにはマジで負けねえ」みたいなヒリヒリした空気感で出来たのは、とても面白かったですし、今でもやってよかったなと思っています。

 

 

 

 

T:仲良くて、それが出来るのは素晴らしいね!

服:今の話からわかると思うんですけど、僕から率先して行動してる感じじゃないです(笑)古川とか周りが、ガンガンやってく感じで。それに僕が乗っかってる感じはあります。

亀:乗っかる割にブログとかに一生懸命、文章を載せたりしてるしょ?

服:逆に文章とライブ以外、何もやってないですからね。何も言わないですし。

一同:(笑)

服:ただ、お酒飲んでるだけですよ(笑)

亀:Vol.2を観に行ったけど面白かった。札幌には色々なバンドいるけど、自分達の居場所を作ってる感じして、それ出来るバンドって案外少ないんじゃないかな?って気がする。共感できるバンドを集めてイベントを作れるっていうのは凄いなって思う。

古:何回かイベントを開催してみて、気がついたら今の感じになってました。勿論、場面場面で色々なきっかけは、あったと思うんですけどね。

T:CARTHIEFSCHOOLは歳近いの?

古:年下ですね。

亀:CARTHIEFSCHOOLとcount sheep till you sleepは同じ歳ぐらい?

H:CARTHIEFSCHOOLの方が下ですね!ベースの子18歳だし、ドラムも19歳とかです。

亀:アレは?regrets are killing meは?

古:この前、対バンした時に聞いたら僕の2個下でした。

T:どんなバンド?

亀:トシくん、今札幌、凄いのいるんだわ。

古:いやーregrets are killing meカッコよかったですね!

亀:極端にわかりやすく言うと札幌のthe blue leeching ambulance songsみたいなの3人でやってる感じ。でも既に自分達の雰囲気を確立してて、特別新しい事してる感じはしなかったけど、不思議と古く感じなかった。結構ヤバいライブしてたよね。好き。

古:打ち上げで話してたらボーカルの子がハードコア詳しかったですね。ドラムがポストロック好きって言ってて。ポストロックは源流追うとハードコアに結び付くと思うので納得ですね。良い意味のリアルスクリーモでした。好印象。

T:今まで繋がってなかったの?

古:ちょうど、ここ(PIGSTY)でdeerafterのライブしてた動画をバズらせてくれたのが彼(regrets are killing me / ODA君)なんですよね。

亀:deerafter 何であんなにバズったの?

古:僕が聞きたいっすよ!(笑)

 

 

 

 

亀:600いいね ぐらいついてたけど?(笑)

一同:爆笑

服:札幌にdeerafterみたいな「ゴリゴリのマスエモ」みたいなバンドあんまりいないじゃないですか?僕は札幌のemoの感じも好きなんですけど、キンセラ(Cap’n Jazz)寄りが好きだったんで。Twinkle emoとか、その辺のが居なくて、彼らがそれをやってくれたので僕としては凄く嬉しかったです。

T:たぶん好きな人はいるけど、バンドでやってる人は札幌でいなかったかもね!元々Twinkle emoの要素取り入れたものがやりたかったの?

古:僕はpost hardcoreやりたかったです!

一同:(笑)

T:4人でやってみたら違うの出来ちゃったみたいな?

服:両端ギターが2人ともマス中(マスロック中毒)だからね(笑)

一同:爆笑

古:僕はDRIVE LIKE JEHUとか好きなんですけど!

T:良い科学反応だと思うけどね(笑)

 

 

 

 

ーー今はApple Music等のストリーミング配信も始まって皆さん凄く音楽詳しいと思います。普段、何を通して音楽聴いたりしていますか?

 

 

亀:年齢関係なく、みんな音楽詳しいよね?やっぱりApple Music?

古:いやYouTubeじゃないですか?

亀:Apple Musicもやってる?

古:2年前ぐらいからですかねー?

服:僕やってないです…。SoundCloudとかYouTubeですね。SoundCloudで適当に良いと思ったバンド「いいね」付けまくってたら次またSoundCloud起動した時、お勧め出てきたりして。それで各地のインディーバンド知りました。

亀:海外のバンド?

服:海外のバンドも知ることあるんですけど、主に日本のバンドを知ることが多かったです。歳同じぐらいのバンドを知るきっかけになりました。

古:大学のサークルとかで同じような環境でやってるバンドを見つける事が出来ました。

服:元by the end of summerの人がやっているtweezとか京都のshe saidとか、portっていう仙台のバンドとか、良いバンドを見つけることが出来ました。見つけたバンドを身の回りの人と「こんなバンドいた」みたいな情報交換したり。僕はApple Musicで音楽聴いたりしないので、そういう音楽の聴き方してました。あとTeen Runningsとかも好きです。Homecomings出してるSecond Royalからリリースしてるバンドです。他には、the mellowsのようなvaporwave感のあるバンドもいいなと思いました。あとSUPER SHANGHAI BANDとかも聴いてました。

古:よく考えたらHOLIDAY ! RECORDSとかの影響もあるんじゃね?

服:知るきっかけとしてあるかもね。あとCimaneも良いよね。あとJIVとか。

 

 

 

"自分の好きなかっこいい音楽を世の中に広めたい”をモットーに展開するセレクトショップ

http://holiday2014.thebase.in/

 

 

ーー身の回りのバンドの事、自身のバンド近況を教えてください。

 

 

古:それこそ先月Spiritual LoungeでDON KARNAGEと店主である新保さん(FLUKE)との共同企画があって。アナベベさん(DON KARNAGE)や新保さんが色々バンド集めてくれて。ごった煮みたいなイベントで。これが本来の健全なライブの姿なんじゃないかな?って思いました。

 

 

 

 

亀:melってバンド知り合い?

服:北大のF研っていう音楽サークルに所属してるバンドですね。Melのギターの子がhighland parkってシューゲイザーのバンドやってて。「THIS IS HOW TO KILL JOCKS」Vol.2の時に出演してもらいました。

亀:ポストロック好きな世代だよね?

服:パンクっていうかロック?が多いんですかね?

古:個人的にですが、男臭いやつよりも、オシャレな感じで、都会的かつクールなのが好きな人が多いイメージがあります。僕は「気の抜けたクールさ」みたいなものはあんまり得意じゃなくて…。PO○E○Eとか読んでるサブカルっぽい人が「いいじゃん」みたいな顔して聴いていそうな音楽が…。ちなみに、PO○E○Eは僕もたまに読むんですけど「ニューバランスの靴からNを剥がして履くのが逆にオシャレ!」みたいな文章が載ってたことがあって「それマジでオシャレだと思ってんの?全然ダサくね?」と思ったことがあります。PO○E○Eを読んでいる人が嫌いなんじゃなくて、よくわかんないけど「PO○E○Eに書いてるからオシャレなんでしょ?それを取り入れてる俺はオシャレでしょ!」みたいな人がめっちゃ苦手なんですよね~。

T:たぶん、、、そっちとは、、仲良くなれないんだね、、、(笑)

古:全然そういう人のこと理解できないんですよね~。価値判断の基準とか芯がなさそうな人が苦手なのかもしれないです…。

T:「それホントか?」って(笑)

古:それなりの考えがあっての行動は全然構わないと思うんですけど「理由はないけどそうやって言っている人がいたから~」って何かやるのは違うと思います。

T:たしかに「それがお前の答えじゃないよな」ってなるね。

古:「周りが良いって言ってるから~」とかでわかった気になってるのマジでヤバいと思います!自分はそうならないように気をつけたいです…。

T:その発想がヤバいよね(笑)

一同:爆笑 ➝ 謎にココで波長が合って盛り上がってる2人。

服:僕、音楽は聴く人の自由だから、全然気にしないですけどね(笑)もし仮初の音楽でも、それが好きでのめり込めるのは全然間違いじゃないと思ってます。

 

 

 

 

ーー9月に企画「we are not grasseater」を開催しますね?その企画について教えてください。

 

 

古:deerafterのレコ発兼自主企画です!Attelluiって仙台のバンドは同じくらいの歳の人達らしくて。

亀:どこで知り合ったの?bandcamp?

古:渋谷(deerafter)が大学の事情で東北に行った時に知り合ったそうです。話を聞いてみると、やっている音楽的にも近かったし、県外からバンドを呼んで企画をしたりしていて、これは良いなと声をかけたそうです。cetowは京都から来てもらうバンドです。もともとcetowはメンバーがみんな好きで、バズった動画に「いいね」してくれたことがキッカケでした。そこで、思い切って「企画出てもらえませんか?」と連絡してみたら、良い返事がもらえたという…。場所はEmitation(名古屋)が来た時にライブしていたRevolverです。僕は客として見に行っていたのですが、その時の会場の雰囲気が良くて今回決めさせてもらいました。

 

 

 

 

ーー同世代のかっこいいバンドともコンタクトが取りやすい時代になったと思います。何か伝えたいことがあればお願いします。

 

 

:この前、対バンしたマッハエスカルゴ(宮崎)みたいに、今後も北海道以外の同世代バンドと対バンする事が増えると思います。多分、またどこかで彼らとは対バンすると思うんですけど、そういう存在ってたぶんもっともっといると思うんですよね。だから、もし、そういう人達みんなと一か所で集まることができたら、その時は「一緒にお酒飲んで滅茶苦茶遊ぼう!」って感じですかね。何処かでみんな繋がれると思ってます、色々。

亀:Crows Caw Loudlyの長坂君と仲良いんでしょ?カセット送ってたもんね?北海道外の人と繋がり出来てくるの面白いでしょ?

服:長坂さんはEmitationが札幌来たときに共演して色々お話させていただいて。Crows Caw Loudlyで来札した時も観に行きましたし。共通の音楽好きが増えれば増えるほど、北海道外でライブしたいって気持ちは強くなりますね。色々かっこいいバンドと対バンしたいです。別にパンク系に限らずshe saidとかインディーロックとかも凄い好きなので、僕はジャンル関係なく良いバンドと共演したいなと想ってます。バンドとしては個人的にインディーロックとパンクを上手く融合させた「The SAARのようなカッコよさ」というものを目指したいですね。あとはCap'n Jazzと対バンしたいですね(笑)それが出来たらバンド辞めるとかどころか、もう生きなくてもいいです!

一同::爆笑

 

 

ーー最後に一言お願いします。

 

 

服:最近、年下のバンドでCARTHIEFSCHOOLとか苫小牧にいるバンドBANGLANGが心成しか僕らThe Roofdogsとか古川のdeerafterの事を好いてくれていて。嬉しくて。そして風の噂ですけどBANGLANGが、161倉庫で企画やろうとしてるっぽくて、それは僕達がやろうとした事と同じだなと感じて。実現するかはわかりませんけど。同世代やカッコいいバンド集めて企画しようとか、そーいう事を考えてる噂だけでも聞けただけで、少なからず嬉しく思っています。

古:こういう風に言ったら偉そうかも知れないですけど、自分達の行動が周りに良い影響を与えながら草の根的に伝わっていってくれたら嬉しいですね。「自分達がやってきたことは間違いじゃなかったんだな」という証明にもなると思うので。

T:面白いって思ってくれたんだろうね!

古:そんな感じでうまく広がっていくとすごく良いと思います!

服:極論、自分は目立たなくていいんで(笑)でも知っている人は知っているみたいな。取り合えずパパス的(ドラクエV)な立ち位置を目標にしたいです(笑)

一同:爆笑

 

 

T:deerafter古川君、The Roofdogs服部、インタビューありがとうございましたー!

 

 

 

 

2019/08/13@PIGSTY